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2005.02.20

岡本喜八の死去

 岡本喜八監督が死んだ。「日本の一番長い日」「肉弾」などの戦争映画が忘れがたい。前者における天本英世、後者における寺田農と大谷直子の演技も記憶に残っている。そういえば「ああ爆弾」の伊藤雄之助の怪演と「あほだら経ミュージカル」の変な味わいもあったし、唐さんも出演していた「ジャズ大名」も岡本喜八作品だった。初期の「独立愚連隊」シリーズの中にこの作家の原点があったと思う。癖のある役者を輝かせるのがうまかった監督だったと思う。
 遺作となった「助太刀屋助六」は登場人物たちの年齢が高すぎてちょっと不自然だったが(鈴木京香が十代の生娘役なんだもの)、まぎれもなく岡本喜八のスタイルであり、その意味では準備中だったと言う山田風太郎原作の「幻燈辻馬車」も見てみたかった。それにしても、この「助太刀屋助六」も旅先の京都新京極の映画館で観たのだが、観客が2,3人の年寄りだけで寂しかったなあ。

 その他、身の周りではいろいろなことが起こっているが、いずれもちょっとそのまま書くことができないことが多い。そのうちに報告できるようになるだろう。

 近畿大学での「唐十郎フェスティバル」が近づいてきた。5、6日にはぼくも駆けつける予定。5日は南河内万歳一座の内藤裕敬と唐ゼミ中野の対談、6日は新宿梁山泊座長の金守珍さん、そして唐十郎がトークで参加することになっている。唐ゼミの演目は「少女都市からの呼び声」だが、80年代から状況劇場、唐組、新宿梁山泊と引き継がれてきたこの名作を唐ゼミが二年ぶりに再演する。主人公の雪子も、初演から田中容子、藤原京、金久美子、石井ひとみ、近藤結宥花に続き、唐ゼミの椎野裕美子で6代目。演出もキャストもだいぶ変わったようだし、現在観ることのできる決定版としてお勧めできると思う。東京から駆けつけるだけの価値があると確信しているので、迷っている方は是非どうぞ。何しろもう当分観ることはできないだろうから。

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コメント

・「唐ゼミ」勝手ファンクラブの山本 紘三です。始めて室井さんのHPにアクセスしました。(「唐ゼミ」のHPがリニューアルしたので、中身を見ていて気付いたものです)
・中身が多岐にわたりスゴイ!「短信」は新鮮でグッドです。貴HPは「お気に入り」に登録して時々覗きます。
・それから室井さんは自己紹介欄で水戸一高卒とのこと。私の娘も同じ一高卒です。(卒業後UCIに進み、今はNTTコミュニケーション勤務です)新宿梁山泊の大貫君は娘と同期です。私は転勤で水戸には5年(家族は9年)住みました。これからも時々覗きます。 終わり

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