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2005.05.16

新宿の「穴」

 いま唐組が公演をしている西新宿の「広っぱ」は、ちょっと信じられないような場所だ。新宿ヒルトンの向かい、新宿グリーンビルの裏に広い窪地があり、空き地になっている。今の季節は雑草が生い茂っているが、雨が降るとドロドロにぬかるむ。こういう空き地は昔は沢山あったものだが、それが今も新宿のど真ん中に残っているのは奇跡だ。トイレは仮設トイレを設置しているが、水はある。なぜか公園の水飲み場のようなものがポツンと取り残されていて水道が使える。
 こんな都会の中に取り残されたような場所だが、どうやらもう見納めになるらしい。秋から工事が始まり45階建てのビルが建つという。周囲の民家もほとんど立ち退きが済んだのか電気が消えている家が多い。6月18−19日の唐組の千秋楽がこの場所の見納めになるようだ。2001年から唐組はここを使用しているが、こんな凄い場所がまた見つかるとは思えない。名残惜しい。
 流石に疲れたので14日はパスして15日に顔を出す。長谷部浩さん、山崎哲さんらが来ていた。体調が悪かったせいか、いいちこを飲み過ぎて足元がおぼつかなくなるまで飲んでしまった。伊東しげ乃は骨折した足の治りが早く、誰にも気づかれないように演じていた。松葉杖を使ったのは先週の日曜日だけだったらしい。とりあえず安心した。
 このまま水戸公演に向かうが、今年はぼくは記号学会が重なってしまうので行くことはできない。学会の準備で相変わらずばたばたしている。
 今日は、横浜トリエンナーレの市民ボランティアグループ「はまことり」の取材を受けた。今年のトリエンナーレを盛り上げようということで、ウェブやフリーペーパーを作っている人たちだが、「バッタ」について記事にしたいと言うので話す。ついつい横浜市や運営体制の悪口になってしまい、「何か明るい話もお願いできませんか?」と言われてしまった。何か、「この機会に市民全体で盛り上がりましょう」というような感じにはどうもついていけない。それにどうやら、こういうことをやっている人たちも別に横浜「市民」であるわけではないようだ。「市民」という行政上のカテゴリーと、アート・ボランティアというカテゴリーが重ね合わせているところが何となくしっくりこない。だいたい「市民アーティスト」とか「市民芸術家」って書いてみても、ちょっとかっこわるいと思うんだけど、そのあたりはどうなんだろう? 「市民ボランティア」だって似たような感じだと思うのになあ。まあ、しかし訪ねて来た若い女性二人はとても感じが良かったので、なるべく意地悪しないように心がけて話した。

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