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2005.07.11

劇団唐ゼミ★の「煉夢術」公演が終了。

 木曜日から新宿二丁目に通い詰め、ずっと街を通り過ぎる人たちを見ながら付き添っていた。新宿は面白い。この数年、劇団唐ゼミ★につきあって、金沢の香林坊や大阪阿倍野でも数日街を見ながら過ごした経験があるが、結構他のことでは味わえない楽しみでもある。
 新宿滞在中に岩波書店の「教室を路地に!−−横浜国大vs.唐十郎、2738日」の企画で、金曜日には唐ゼミ★メンバーによる座談会。中野、椎野、禿、新堀と協力メンバーの長門洋平が参加して、お互い同士でも知らなかった秘話を語ってくれた。そして、土曜日には大阪近畿大学での松本修演出による「唐版・俳優修行」の初日を見て戻って来た唐十郎との対談を済ませ、この本の基本的な内容は揃った。これで九月末の新国立劇場公演まで間に合うのではないかと思う。編集が大変だけど。
 サニーサイド・シアターは予想を越えて狭く、ぎっしりと桟敷席、ひな壇が埋まってしまった。エアコンの調整が難しく、暑すぎて酸欠気味の人と、寒すぎて風邪をひきそうな人の両方が現れた。あんな狭い空間に出演者も入れると50-60人が入っているのだから考えると凄い。その狭い空間での怒濤の場面転換。真っ暗な中で目をつぶっていてもできる程に稽古をした場転の鮮やかさが見物だったのだが、それでもいろいろな事故はあった。土日の二回公演ではマチネが終わると、壊れた小道具や大道具の修理に入り、ほとんど休む暇がなく大変だったようだ。それから毎晩横浜まで帰らなくてはならないのも大変。
 それでも新宿でやるとやっぱりいろいろなお客さんが来てくれる。見知らぬ人たちも沢山来てくれるし、横国や多摩美の卒業生たち、唐組で出会った方々、韓国行き前で忙しい新宿梁山泊の人たち、唐ゼミ★の支援者の方たちと多くの方が訪れ、夜の回が終わると毎日宴会になった。唐十郎も土曜のソワレに顔を出して機嫌良く飲んでいってくれた。
 役者たちも短期間に成長していったが、今回は何と言っても主役の土岐泰章の成長が著しい。歌だけは最後まで苦しんだが、十日前とは別人になったと言ってもいい。新国立の「黒いチューリップ」が楽しみになってきた。
 というわけで、この勢いで新国立に乗り込んでいく。中野は今日から早くも舞台の打ち合わせに。7月20日頃からは装置の叩きに入っていく。

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