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2005.10.21

モンテレーにて(3)

 何でもそうだが一日目というのは長く感じられるものだ。よく考えたらモンテレーについてまだ二日しかたっていないのに随分長くここにいるような気がする。知り合って二日しかたたないElaが仕事でサン・アントニオに帰られなければならないというのが寂しい。午前中はElaと話し込む。セッションの方はほとんどヒスパニック系の人たちのスペイン語セッションになったので、もっぱらさぼって外での外交。Jeff Bernardと東アジア記号学会のことなどをめぐって話し込む。彼はほとんどしゃべり通しで、愚痴を言いっぱなしだが、タフな人物だ。先年亡くなったThomas Sebeokを尊敬しており、記号学の世界的な広がりを画策している。ただ、普及者の割には基本的に論理学系の人なのでもうひとつ面白さには欠ける。今回、国際記号学会を代表してきているJeffもSonnensonもLanniganも話は長いがどうも面白さに欠ける人たちなので、彼らのおかげでSemioticsがこれだけ広まっていることは評価できるが、これでいいのだろうかとは思う。政治と金集めの話ばかりが先走り、肝心の中身が魅力的ではないのだ。ただ、それでも本当に世界中の人が集まってきているので、いろいろな話をしていると楽しい。こういう場所はやはり必要なのではないかと思う。Jeffみたいな人がいなければ、これを維持していくことは難しいと思われるので、その点はとても高く評価している。疲れてもうほとんどスペイン語しかしゃべらなくなったPablo Espinosaもその点ではたいしたものである。
 今日も青空が広がり、日向にでるととても暑い。建物の中はエアコンで凍り付くように寒い上に、ずっとよく寝ていないので疲れた。それでもいろんな人が話しかけてきてくれて、特に昨日の発表を面白がってくれている人がさらに二人きてくれたのでうれしかった。Elaは午後に帰り、明日の発表に備えてホテルで準備をしていたMichaelが入ってきて、またまた夜11時まで飲む。さすがにその後はぐっすり眠ることができた。表のバーではマリアッチ楽団が「シエリト・リンド」をやっている。ホテルにはアメリカ人の若い子たちの団体がたくさんきてはしゃいでいる。メキシコに来たという実感がして、なんとなく気持ちが華やぐ。

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