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2005.10.24

モンテレーにて(5)

 四日目、最終日。ホテルから会場までバスで移動するのだが、このバスの手配がいつもめちゃくちゃになる。時間通りに来なかったり、来ても運転手が道を間違えてすごく時間がかかったりする。この日は8:45発のはずが、みんなのんびり朝食を食べており、9:30過ぎにようやく動き始める。マルコが寝坊したのが一番の原因だが、それよりもバスの中でずっと待っているヒスパニック系の教授たちがのんびりしているのに驚く。バスがいつ出るかわからないのに誰も動こうとしない。運転手も似たようなもので、ただひたすらに待っている。結局10:00過ぎに出発。それでも特に誰も変だと思わない。まあ、こんなものだろうかと思ってあきらめる。
 最後のセッションはラウンド・テーブルで、これまで全くなかったディスカッションが炸裂して、なかなかおもしろかった。ただ、記号論がどんどん衰退しているとか、パブロ・エスピノーザのディレクションが全然だめだとか、割と否定的な話ばかりであるか、あるいは記号論はこうあるべきといった主観的な思いこみの披瀝に終わっているだけであまり生産的とはいえない。その中で、イタリアのバリ大学から来ているスーザン・ペトリッリは、ちょっと教科書的に荒っぽいところもあるが、話がしっかりしていておもしろい。彼女が語ったことは、ちょうどぼくが発表でふれた話題なので、終わった後話しかける。彼女も以前からぼくに興味をもっているということで発表論文のコピーを渡す。彼女とゾネンセン、ジェフ・ベルナールが国際記号学会代表という感じで招待されている。あとは、ウィーンでのジェフの相棒グロリア・ウィタラムも来るはずだったが、直前キャンセルになりジェフが論文を代読した。それ以外には、ドイツのウィンフリード・ノートとブラジルのルチア・サンテーラのカップル。この人たちは何だか暗いし、しかもやっている方向性が全然違うのに愛人関係というのがやややこしいので余り近づかない。国際記号学会の会計をやっているリチャード・ラニガンも来ているがこの人も体が巨大なだけで言っていることも何かよくわからない。夕方、食事を一緒にしようと会場でパロマとサンドラを誘い、約束の時間と場所を決める。ジェフやゾネンセンと一緒に昼食を取り、途中で抜けて現代美術館に行こうとすると、ミヒャエルがビールを飲んでおり、後から行くと言う。パロマたちの時間に合わないと言うと、ミヒャエルは「たぶん、彼女たちは来ないと思う」と言う。どうやら僕に何の相談もなく勝手にキャンセルしてしまったらしい。自分は別の女の子と約束してあるようだ。それはいいが、ぼくが約束したものをどうしてお前がキャンセルするのだと怒る。マルコのために二回目の集合時間も指定したのに。結局、現代美術館とメキシコ史博物館の二つを訪れ、中心の広場にあるメキシコ史博物館の前で6:00から8:00までずっと待つ。パロマたちはもちろん、ミヒャエルも来ない。こいつは絶対に許さない。別に彼女たちが可愛いからというだけではなく、本当に話をしたかったのだし、もともと躊躇しているのを少し強めに言って約束をせっかく取り付けているのに、何でお前が口を出すのだ。ただ、この待っている間の時間は土曜の夜でたくさんの人たちが現れ、日もゆっくり沈んでいきとても素敵な時間だった。
 8:00に約束通りマルコが現れ、彼の友達で学会にも参加していた別のサンドラという学生と一緒に車で郊外のビアホールに行き楽しく話す。十二時過ぎまで飲んで、五時起き。タクシーに乗ってまだ暗い空港にタクシーを着けると、おもいがけずジェフが喫煙所でたばこを吸っていた。これからマイアミの方を回ってからウィーンに帰ると言う。先に出発するジェフを見送り、7:50発の便。ヒューストンでの乗り換えはまたまた異常に時間がかかり(もうすっかりアメリカの空港が嫌いになってしまった)、ぎりぎりに成田便に乗り込む。結局一時間半近く手続きにかかり何にもできず。買い物もできなかった。飛行機の中ではひたすら眠り、スカイライナーに乗って帰宅。あー、楽しかった。またメキシコに行きたい。DSC06643
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