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2005.10.17

出発前日

 何とか金曜日と土曜日に頑張って、メキシコ・モンテレー学会の原稿も間に合った。あとは本番の気合い次第。日曜日は唐組・西新宿原っぱへ。前のエントリーで書いたように、地主からは45階のビルが建つのでこの場所はこの秋限りと言われているのだが、そうだとすると最後の公演になってしまう。大きな声では言えないが何とかまた工事が延びて来年もまたここで見たいと見る側も演る側も心の底では思っている。そんな原っぱ最後の公演。来週からは雑司ヶ谷鬼子母神に場所を移す。
 それはそうとして、前日には雨に悩まされた上に音響機材のトラブルで散々だったらしいが、雨の切れ間で空気がしっとりとしたこの日の「カーテン」の公演は素晴らしく、役者の言葉が一言一言胸に飛び込んでくるようないい日だった。というよりもこの「カーテン」という作品、唐十郎という作家の真骨頂とも言えるような複雑な機械状組み合わせであると同時に、さまざまな穴(逃走線)が穿たれていて、充実してきた唐組の役者たちの身体とそれらが接合される時に、世界がぐらりと傾くような、癲癇の発作における痙攣的な衝撃が何度も押し寄せてくる相当に「気持ちええ」作品だ。余りにも文脈が次々に入れ替わっていくので、誰にでも分かる傑作とは言えないかもしれないが、とにかく世界中でこんな奇妙な演劇は他では絶対に出会えない。あと二回しか見られないのが(鬼子母神公演自体はあと二週間あるが、こちらはメキシコだから)残念だ。
 この日は椎名桔平、黒木メイサ、木野花らコクーンの「調教師」組、佐野史郎さん、金守珍さんらが訪れ、宴会も賑わう。
 今回は招待なのでホテルもいつもより上等なので、インターネット接続ができると期待しているのだが、どうなのだろうか? いずれにしても初めて行く国なのでわくわくしている。

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