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2006.01.17

韓国では「春風の妻」日本公演が大きな話題に

 朴炳棹教授からは、新聞の文化面のコピーと、テレビのワイドショーで違う放送局で二回にわたり放送された全州大学日本公演の紹介が送られてきた。全州ローカルであるとは思われるが、想像以上に現地では話題になっているらしい。番組で紹介してくれたMBCというテレビ局のクルーも日本で取材をしていく予定になっている。だとすると尚更、客をもっと呼んで成功させなくてはならない!と気合いが入る。
 全州大学演劇科のWEBではQuicktimeの動画をみることができます。学生たちの稽古風景はこちら。http://play.jj.ac.kr/ のメインページからは赤丸の部分のクリックでいろいろなビデオ(新宿梁山泊公演とか)を見ることもできます。朝や昼間の通信速度が速い時間帯にアクセスすると快適です。journal

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 この公演、「入場無料」です。これは、「安かろう悪かろう」ということではなく、限られた予算でやっているために、公共のホールを借りる時に、入場料を取るのと取らないのでは賃貸料に雲泥の差があるからです。500円や1000円の入場料ではとてもモトが取れない構造になっていて、だからといって数千円取るほどの広報費を使うこともできない。また横浜市や豊島区の「後援」を取るためにもそうする必要があります。はっきり言って、こんな凄い物が「タダ」なんて信じられないと言ってもらえる自信があります。
 最初のうちは半信半疑の部分もありましたが、この公演はまちがいなく相当面白いです。「春風の妻」の戯曲の日本語訳やシノプシス作りをしているうちに、DVDで送ってもらった作品の中身がだんだんよく分かるようになってきて、本気で公演が楽しみになってきました。何よりも若い役者たちの情熱溢れる体当たりの演技が素晴らしい。原作の呉泰錫氏はよく「韓国のシェークスピア」とか一部では「韓国の唐十郎」と呼ばれていますが、これは「言葉の力」やそれがもたらすイマジネーションをを最大限に引き出すというところに関しては確かに共通していますが、もちろんそのどちらとも違っていて、マダン劇や仮面劇、パンソリやサルムノリといった朝鮮半島の民衆芸能のもっている爆発的なエネルギーを現代社会に突き立てるというところに大きな特徴があると思います。シュールレアリスティックで幻想的な設定から、一気にエネルギーが噴出する瞬間に立ち会うことができるのが、この作品の見所であり、またそれを支える役者たちの肉体性がきわめて重要な要素になってくることと思います。
というわけで、まだまだ席があります。特に横浜テアトル・フォンテ−−とてもいい劇場です。迷っている人は必ず見に来ましょう。けっして後悔はさせません(笑)。

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