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2006年4月

2006.04.28

劇団唐ゼミ★第9回公演「お化け煙突物語」開幕!

 大学公演は水曜日から始まった。28日金曜日まで。来週の5月3,4,5日は東京での初テント公演。墨田区業平橋駅そばの新東京タワー予定地に決まった空き地に打って出る。
 大学でのテント公演は「煉夢術」以来9ヶ月ぶり。新鮮な感じがする。もう一つは唐組が公演中にやるのも初めて。唐十郎は多分1,2度しか足を運ぶことができない。新国立劇場を経て唐ゼミ★が一本立ちできるかどうかが試されている。大学での公演は東京、横浜でのテント公演のための小手試し的な意味合いもあるが、もちろん一切の手抜きは許されない。大学の理事の方々にも来ていただいて、みんなビックリしていた。初めて見る人たちの手応えも十分である。
 毎公演ごとに演出が変わり、変化して行くのが唐ゼミ★のスタイルだが、今回もゲネプロ、初日、二日目と目まぐるしく変わっている。椎野、禿、杉山が充実し安定しているので、後はそれを取り巻く役者たちがどれだけおいついてくることができるか。観客が入るとぐっと良くなるのが常だが、リハーサルの時とは見違えるように良くなっている。
 前に「もしかすると凄いかもしれない」と書いたが、これがやっぱり結構凄い。徹頭徹尾手作りの世界だが、集団としてのアンサンブルが際立ついい作品に仕上がっていると思う。東京公演の三日目、横浜公演が(演劇シーズン中の連休・週末と重なっているせいか)予約がもうひとつなのですが、絶対これは見ておかないと後悔します。それぞれの場所でどのような出来事が起こるのか、楽しみにしていただきたい。二度目、三度目のご来場も歓迎いたします。前売り2000円。当日2500円。これが高いと言う人がいたらぼくが返金いたします。どうぞ、いらして下さい。できましたら予約をどうぞ

2006.04.24

唐組大阪公演「紙芝居の絵の町で」

 毎年の恒例で、唐組大阪公演に足を伸ばす。今回は千秋楽だ。大阪は汗ばむほどの暑さだったが、夕方からはちょうどいい気温になった。
 時間があったので、万博公園から中之島に移転してからまだ一度も行ったことがなかった国立国際美術館に。建畠さんや、加須屋さんにも、これでようやく顔向けできる。日曜だから挨拶には行っていないけどね。大阪市の科学館と敷地を共有していて地下三階まで垂直に広がる建物だが、裏側からの景観はこんな感じ。
Kokusai
 常設展とジクマール・ポルケ展をやっていた。天井の高いワンフロアに展示室が連なっているのだが、昔の建物の方が広々していて良かったように思える。もっとも、流石にこっちの場所の方が観客には便利らしく、そこそこの数の観客が来ていた。
 その後、まだ3時くらいと時間が早いので中津のそばのビジネス・ホテルにチェックインだけしに行くと、豊崎の交差点で向こうから歩いてくる唐さんとばったり鉢合わせ。連日の疲れで宿舎で休んでいたようだ。声をやられているということで少しかすれていた。大阪に来てから講演会もあり、リハーサルから合わせて4回全力で舞台をやらなくてはならず(それにたいてい飲んじゃうので)かなり疲れているらしい。劇団員の多くもかなり疲れている様子だった。
 難波の精華小劇場は廃校になった小学校を文化施設にしているもの。唐組では2000年の「夜壷」の時に校庭にテントを張り、体育館を宿舎にしたことがあるが、この体育館がいまは劇場になっている。南海本通と心斎橋筋に挟まれた繁華街のど真ん中だが、ここだけは何となくひっそりと静かな感じだ。食事も周囲の店で取っているらしい。ここならばテント番も安心だし、借景の時にちょっと手狭なことはあるが絶好の公演場所だ。個人的にも、90年前後に帝塚山学院大学に勤めていた時には週に2,3度は飲みに通った馴染みの場所であり、いろいろな思い出もある。

Img041
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 地元ということで、丸山厚人のご家族は毎日沢山の人を引き連れてきているらしく、もう何度もお目にかかっているご両親と顔を合わせる。東京にもいらっしゃるようで、唐ゼミ★の公演にも来ていただけるらしい。その他、南河内万歳一座の内藤さんたちも顔を出している。
 芝居の方は、ちょっとこれまでと違った新鮮な感じがした。一幕では花道と舞台との垂直線を使った比較的ゆっくりした展開となるが、二幕からは次々と予想もつかないシーンが矢継ぎ早に繰り出される。とりわけ、エピローグからエンディングにかけては、今まで見たことがない新しい試みが見られる。役者の粒がそろってきて自在に当て書きができるというのが最近の劇作の核にあることなのであるが、今回も鳥山、久保井、辻、稲荷、藤井、丸山、赤松が全員キャラが立っていて生き生きと動き回っている。それに比べると若手たちにもう少し頑張って欲しい感じがする。唐ゼミ★から出張中の新堀航は一幕では警備員役、二幕では覆面怪人「ナゾー」の役を当てられていたが、このナゾーと少年院長と豹ばあさんというトリオがなかなか面白い。仕掛けも次々と出て来て息次ぐ暇なくイメージの世界へと引き込まれていく。最後に登場人物たちはこの「紙芝居の絵の町」を出て、どこかへと向かっていくが、そこにるいこの「何処へ」という呟くような言葉が切なく突き刺さる。
深 夜遅くまで宿舎で宴会。唐組は今週の土曜日は神戸公演。唐さんだけは日曜日には千住の「秘密の花園」千秋楽へと向かう。一方、唐ゼミ★の大学公演はいよいよ今週の水曜日から始まる。

2006.04.22

日本記号学会第26回大会のお知らせ、ほか

 日本記号学会第26回大会「<記号>としてのテレビ」は、5月13日、14日の両日、東京大学駒場校で開催されます。今回は東京大学の石田英敬さんに座長を引き受けていただいて、東海大学の水島久光さんにもいろいろ働いていただいております。メキシコのモンテレイで会って、Armand Colinという出版社から出ている「CINEMA」というシリーズで『Comprendre La Television』というテレビ論を出しているパリ大学のフランソワ・ジョストさんもゲスト・スピーカーとして来日が決まり、久々に国際的な記号学会大会となった。準備をお願いした関係者の方々にお礼を言いたい。また、「叢書・セミオトポス」の第三弾『溶解する大学』も慶應大学出版会から近日中に発売されそうです。
 ところで、河出書房新社から「道の手帖・唐十郎」が発売されました。続いて、岩波書店の『劇的痙攣』も発売され、これで右文書院の『風のほこり』と合わせて、唐さん関連の新刊単行本三冊が揃うことになる。『道の手帖』には、春公演の新作「紙芝居の絵の町で」の完全台本や、ぼくと唐ゼミ★の中野の文章も入っています。唐組の大阪公演は昨日から始まっていて、楽日の日曜にはぼくも難波の紅テントに顔を出します。楽しみ。
 大学の方は相変わらず新学期の賑やかさが続いており、来週には唐ゼミ★の「お化け煙突物語」大学公演も始まり、なかなか慌ただしいですがわくわく感が続いており楽しい。

2006.04.17

「秘密の花園」

 北千住の「シアター1010」へ。「秘密の花園」の初日である。
 客席の大半は高齢者と中高年の婦人客。丸井の「0101」のマークと奇妙に符合しているが、「1010」は(せんじゅ)のことらしい。足立区のものだが、管理は民間がやっているので公立の商業演劇劇場というようなポジションのようだ。やたら贅沢。
 「秘密の花園」は82年本多劇場のこけら落とし公演として、緑魔子、柄本明、清水紘治のトリオで上演され、その後劇団唐組が98年と99年に飯塚澄子堀本能礼、稲荷卓央のトリオで紅テントで上演している。今回は、三田佳子、松田洋治、大澄賢也という陣容で、大久保鷹、金守珍、十貫寺梅軒の旧状況劇場トリオ、元「頭脳警察」のパンタ、唐さんの長女、大鶴美仁音なども出演している。制作には高橋康夫さんと、RUPの菅野重郎さんが入り、演出は三枝健起さん。そして「シアター1010」の館長はシナリオライターの市川森一さん、芸術監督は朝倉摂さんと、いずれも唐さんとは深い縁で結ばれた人たちが集結した。高橋さんや三枝さんたちにこの話を聞かされたのが去年の5月あたり。それから一年近くかけてさまざまな経緯を経て実現した公演である。
 「秘密の花園」という作品の素晴らしさについてはもはや多言を要さない。家族や性や社会などの底に横たわる人間存在の根源にまで遡っていく傑作であり、日暮里という土地とも深く結びついている。唐組の公演を見て驚いてしまい、初めて毎日のように紅テントに足を運んだ記憶も蘇ってくる。とりわけ、古びた木造アパートの部屋と汚い共同便所の中に世界の実相が浮かび上がるという、いわば「聖と俗」が交差するドラマツルギーが素晴らしく、何度も深いところから揺り動かされ、一幕と二幕のエンディングでは、必ずわけもわからず涙が溢れてくる。
 この日の公演は初日とあって、まだややぎくしゃくしている部分も見受けられたが、とにかく台詞が素晴らしい。主演の三田さんは「いちよ」と「もろは」の二役を演じ、こう言っては失礼だが全く年齢を感じさせない熱演だった。とりわけ「もろは」を演じている時の凛とした風情がすばらしい。松田洋治、大澄賢也の二人も初めての唐作品に戸惑いは隠せない感じであるが、頑張っていた。舞台を重ねて行くことでどんどん良くなって行くことであろう。本多劇場でも舞台美術を担当した朝倉さんの舞台は素晴らしく、とりわけ後ろの森が照明で突然出現して、アパートが深い森に包まれたかと思うと、エンディングでは単なる下町の路地に変貌しているのがすばらしかった。ただ、こういうのはプログラムの中でご本人が残念がっているように、本当は客席を包み込むようなものであって欲しい。その点でも紅テントというのは素晴らしい装置だと思う。鬼子母神でのテント公演の時のことを思い出した。演出の三枝さんの解釈で部屋が「一階」に設定され、後ろに坂が造られたために、二幕で大雨が洪水となって二階の部屋が水に飲み込まれるようになるという感じが少し薄れたのも残念だった。これも本水を使うということで、どうしても劇場では限界がある。但し、初日からそうだったが、観客の年齢層が高く、昼間の公演で楽しんでから家で夕食の準備をしなくてはならないような観客を見ていると、エンディングが明るく作られているのも仕方ないかもしれないとは思った。エンディングでもう一度ブラームスの曲が入ってしまうと、きっと人は人間存在の「秘密の花園」に足を取られてしまい、それこそトイレで首を吊りたくなるような気持ちになってしまうかもしれないが、それは商用施設の中にある劇場にはふさわしくないのかもしれない。周囲の人を見ていても、長い二幕の最中もほとんどの人が居眠りすることもなく、芝居の中に引き込まれていたように見えた。
 演技的な部分について言えば、二幕でボートが出て来てからの大貫とアキヨシの会話、このやりとりがもう少しこなれてくればさらに良くなるのではないかと思う。増水していく世界の中で、二人が幻想の海の中で交わすやりとりが、ある意味でこの作品の根幹を支えていると思われるからだ。
 だが、いずれにしても終わった後、何度も作中の言葉を反芻したくなる、稀に見る傑作であることには間違いはなく、終わった後、楽屋でのパーティや、唐さんたちと二次会で行った居酒屋でも、芝居についての熱い議論が戦わされていた。平日のマチネが中心なのでなかなか観に行くことができないのが残念だが、千秋楽にもう一度観に行きたいと思っている。15日間でどんな風に変わっていくのかを見るのが楽しみだ。

2006.04.09

唐ゼミ★の「お化け煙突物語」はかなり凄い(?)かもしれない!

 見終わった後、とにかく頭にこびりついてくる。寝ていても起きていても、場面イメージや歌のメロディがいつまでも頭から離れない。この過去に取り憑かれた者たちの地獄絵図のような世界が、脳の奥の方に伝染してくるのが、とても不思議だ。あの巨大な文化行政システムとの戦いであった去年の新国立劇場公演を経て、唐ゼミ★はここまで進化したという思いが強い。
 まだ仮の装置で照明も入っていないが、多忙を極める唐十郎に途中経過を見てもらうために、7日、8日と仮組のテントで通し稽古をやった。8日に唐さんの他に、TBS「情熱大陸」でずっと密着取材をしている大島渚監督の次男大島新氏のチームも入って、びっくりしていた。急遽、主演の椎野裕美子と中野敦之のインタヴューを収録していたことからも彼らの受けた衝撃がわかった。最初は明日があるからお茶だけでいいよと言っていた唐さんも、結局は興奮のあまり浴びるように飲んでしまい、芝居の話や歌のリクエストで深夜まで終わらない宴会が続いた。あれほど喜んでくれた唐さんも珍しいし、これでますます劇団員の気合いが入りまくり、本番では何倍も凄いものが生まれていくのではないかと期待できる。
 正直、「お化け煙突物語」はぼくにも意味がよく分からない。「訳の分からなさ」という点ではかなり突き抜けているし、みんながイメージする「アングラ」臭さも相当濃厚な、無意識的イメージのメルティング・ポットのような作品だ。蜷川幸雄がパルコ劇場で上演し大成功をおさめた名作「下谷万年町物語」の二ヶ月後に書かれた作品であり、本人が「商業演劇だから、ちょっと分かりやすくしなくちゃいけないと無理しちゃったんだよね」という鬱憤を吐き出すように、矢継ぎ早にイメージの一斉射撃が始まって、そうなるともう収拾がつかなくなるまでの全力疾走が始まる。とてもではないが、頭がついていけない。台詞とイメージの洪水に身を任せるしかなくなる。それでも、なぜなのか、最初に書いたようにいつまでも頭にこびりついてくるのだ。最初は駄作だと思っていたテキストが、いつまでも頭の中でかけめぐるようになっていく。中野が仕掛けた一幕終わり、二幕終わりのエンディングも凄い。文脈も意味も関係なく、無根拠に胸が揺さぶられ、わけもわからず涙が浮かんでくる。こういうのをうまく舞台化できるようになったということが、演出・中野敦之の成長であり、これは他の劇団や演出家には絶対に真似できない地点まで到達しているのではないかと思う。正直、突出しているのだ。去年、唐組がやった「カーテン」とも共通する部分がある。どのような視点で、何を比較するかということにもよるが、昨年からの唐十郎作品連続上演の中でも、これは断然凄いのではないかと思う。二度、三度観に行きたくなる幻覚剤のような作品に仕上がった。
 そして、ある意味でこの作品は椎野裕美子のための作品である。開幕からエンディングまでとにかく椎野はしゃべり、踊り、唄い、走り回る。女優としての彼女の魅力が全開しているし、椎野がこれまでやってきたことの一つのピークがそこに現れている。身内びいきを差し引いたとしても、こんな凄い女優には長い間舞台で出会ったことがない。椎野裕美子と禿恵という二人の女優がいることが、唐ゼミ★の最大の強みであることを再確認した。椎野と禿恵との一幕での長い絡みのシーン、浅草軽演劇のようにバカバカしくありながら、とても色鮮やかに印象深い。それに絡む古川望、椎野の相手役の渡辺幸作も7日はもう一つだったが8日は素晴らしかったし、杉山雄樹、前田裕己、安達俊信らも一日ごとに進化している。大学、東京、横浜と三日間ずつの短い公演だが、この短い刹那に何か大きな奇蹟が起こりそうな予感すらする。5月3,4,5日の東京公演は既にチケット予約が殺到しており、狙い目は大学公演と横浜公演である。今回は仕掛けが大掛かりなために多分100人ちょっとしか観客席が作れないが、是非お見逃しないようにしていただきたい。

2006.04.08

4月6日は新一年生の、7日は二年生以上のオリエンテーションである。

 教員と学生とが新学期になって初めて顔を合わせるイベントだ。マルチが始まって二年目からずっと、上級生たちがオリエンテーションを終えた新入生に野外パーティを開くという伝統がある。最初は後輩が出来てうれしくてたまらない一期生たちがバーベキューを催した。だが、逆に二期生たちは余りにも情熱的なアプローチに引いてしまい、逆に学科から距離を置くようになりバラバラになってしまった。この学年は卒業式の後も全員が集まる謝恩会などは組織できなかった。次の年は確か特に何のイベントもなし。三期生はそれでも何とかまとまりがあって、いろいろなプロジェクトを勝手に立ち上げていた。そして、次の年からは唐ゼミを立ち上げて劇団員集めを目論んだ中野敦之たちが個人的に七輪やバーベキュー台を持ち込んで、こじんまりと野外バーベキューを始めた。実はこれはオフィシャルなものではなく規模も小さかったが、何にでも関心をもつ新入生たちが数多く参加して、他のサークル勧誘組も便乗したり、教員からのカンパで食材を増やしたりして大きくなった。この頃は夏休み前にもマルチメディア文化課程の野外パーティをやっていたと思う。唐ゼミ★の土岐泰章などはこういう席で無理矢理勧誘されて唐ゼミに引き込まれている。その後2年程は、先生たちの金銭的援助はいらないし、アルコールも持ち込まずに歓迎会をしたいという連中が、カレーライスやハヤシライスなどを振る舞うという会をした。ぼくはこういうのはきらいである。お金がない中で工夫するのはいいことだが、楽しみたい人からお金を出してもらうのは別に悪いことではないし、バカみたいに酒を飲ませて酔っぱらうのは論外だが、別に飲みたい者は自分の判断で勝手に飲めばいい。こういうのを規制や自粛という形で排除するのは性に合わない。第一、昼下がりにバカバカ飯ばかり食っている光景は美しくない。ということで、去年からはちょっと介入してバーベキュー会復活。学部長にはOKをもらったものの、学部の事務や警備や清掃の人たちに事前に了承を取るのが面倒くさい。とりわけ今年は教室棟前の舗装を改修したため、総務係長が事前チェックに来たり、いちいち「未成年には酒は出さないんでしょうね?」などと聞きにくる(聞くなよ、本当に。聞かれたら「もちろん、出しません」と答えるしかないでしょ?)。みたいな難関をクリアしながらも、今年も何とか晴天に恵まれて楽しくパーティすることができた。終わった後の二年生たちの高揚感が凄い。見ていて呆れてしまう程みんな喜んでいる。それも楽しい。結局、新しく部屋を拡張した426号室に一年生と上級生たち入り交じり50人近く残って二次会をしていた。これが先にどうつながるかは別として、こういうのはやっぱり大学に居て一番楽しいことだよね。どうして毎年同じようなことやって飽きないんですかと言われるけど、桜の花が毎年咲いても飽きないのと同じように、こうやって同じことが毎年回帰してくるというのは楽しいんだよね。結構、快楽の根底的なところに触れているような気がする。食べて楽しいとか、歌って楽しいとか、踊って楽しいとか、だいたいよくも飽きないものだとは思うけど、飽きてしまえば死ぬしかないわけだし、結局は死ぬまではこういうことをやって過ごしているのだと思うね。もちろん、これだけだと寂しいと思う気持ちも大切だとは思うけれど、こういうことを思いっきり楽しむことができなくなってしまえばおしまいだと思っている。

2006.04.04

新学期の始まり

 26日の朝、大久保鷹さんから電話がかかってきて、光座の俳優修行を金守珍さん、十貫寺梅軒さんの「秘密の花園」組で行くから、室井さんも来なよと言われて、マンションの総会が昼間あっただけなので二つ返事で出かける。Bバージョンの最後だったが、唐さんや唐ゼミ★の中野、唐組の丸山なども来ていた。芝居は後半乱れて前回を上回るまではいかず。トラックバックしていただいた方の記事だと、悪戦苦闘していたAバージョンの石村実伽さんが相当良くなっていたようなのでそっちも見ておきたかった。終わった後は相変わらずの飲み会、唐さんを見送った後、大久保さん、金さん、梅軒さんという珍しい顔ぶれで飲む。「秘密の花園」はなかなか順調らしく、三田さんも大澄賢也もなかなかいいらしい。力が分散せずにまとまれば相当いいものになるのではないかという気がするが、余りに個性的な面々なので分散してしまうという危惧も多少は残るけど‥‥(苦笑)、しかし間違いない傑作なのでこれは見逃せない。その後、27日の週は唯一春休みというような期間だったが、父の付き添いで病院に行ったり、5月13、14日にやる記号学会の打ち合わせで東大駒場に行ったり、近所の三ツ池公園で夜桜を見物したり、江ノ島に生しらす丼を食べに行ったりと、まあのんびり過ごしてた。今週から新学期が始まり、明日が入学式。またばたばたした毎日が始まりそうだ。
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