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2006年6月

2006.06.30

シンガポール

 ヨーロッパに行くのに南回りというのは久しぶりだ。おそらく20年ぶりくらいとにチャンギ空港に立ち寄った。何しろ新婚旅行以来であるから古い。なぜかと言うと今回滞在が3ヶ月を超えて安いオープンチケットが手に入らなかったからだ。昔は一年オープンで世界一周チケットなんかも結構あったのになあ。
 というわけで、久しぶりの南回り。チャンギ空港はとってもきれいで、サービス満点。数カ所に無料のインターネット。ラップトップ用のコーナーも沢山あり、LANケーブルさえあれば無料でこうしてつなげる。
 これならトランジットタイムも退屈しない。ちゃんと喫煙コーナーも完備されているし、なかなか快適。そういえば、今朝初めて成田の新しくできた第一ターミナルも使ったが、こちらも快適だった。
ここは日本より一時間遅れでいま19:00くらい。11:40発の飛行機で15時間。早朝のパリに到着することになっている。まだまだ道のりは遠い。フードコーナーでおいしそうな麺を食べて、顔を洗って、髭をそって長旅に備えたい。
 今朝は唐ゼミ★の中野、椎野、禿に見送ってもらってしまった。空港に見送りや出迎えに行くことはあっても、見送られるのは二回目くらいか。とてもうれしかった。

 次回はパリからになります。

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2006.06.29

それでは行ってきます!

 今日の午前中の便でヨーロッパに発ちます。
 明日朝パリに着き、来週まで滞在。5月の記号学会以来、パリ第三大学のFrancois Jostと再会します。パリはネットがつながる予定。うんと羽根を延ばしてきますので、留守中皆様よろしく。

2006.06.24

出発前にやっておかなくてはならないこと

 とにかく今年は夏休み前にやることを一ヶ月早く終わらせておかなくてはならない。レポートを450人分とか、基礎演習の発表会とか、疲れる。横国の方はそれでも水・木・金と夜までかけて何とか終わった。あとは来週の多摩美のレポートを残すのみ。出発は金曜日の午前中である。
 机の上に積み上げられたレポートを見て、ゼミ生たちに「どれくらいの時間をかけて見るんですか?」と聞かれた。「一枚あたり30秒平均だが、中には読み返さなくてはならないものもあって、3,4分かかることもある」というのが答え。たいてい段落の頭だけにさっと目を通すだけで大体のところは分かる。だって、書かれていることがみんな分かっていることなのだもの。問題はそうじゃないものがどの程度含まれているかということで、それなりに時間もかかるし、頭も疲れる。集中して一科目3-4時間くらいかけて採点すると、目も疲れるし頭も疲れる。
 いつもよりかけた時間が短いので、一年生の基礎演習とかやり残した感も強いが、まあそれなりに頑張ったということで、こんなところで許してもらおう。とにかく来週から三ヶ月間、大学のことを考えなくてもいいというのが、ずいぶん久しぶりなことなので新鮮だ。
基 本的にはイタリアとオーストリアをベースにしてこの間いろいろな場所を移動する予定である。七月頭はパリから入り、イタリアのウルビノで開かれている記号論の国際セミナーに参加する。その間に、バリ大学のスーザン・ペトリッリとアウグスト・ポンツィオの書いた「Semiotics Unbounded」という大著の書評の原稿も書かなくてはならないし、先日の大垣のトークのまとめもやらなくてはならないし、ウィーンにある社会記号論研究所のセミナーも予定されているので、やらなくてはならないことが沢山あるが、それでも短期間の滞在ではなかなか行けないところに足を延ばしてみたいと思っている。帰国はいまのところ10月12日の予定。
 問題はネットである。大都市以外ではネットが使えないか、インターネット喫茶とか電話回線でしかつなげない場所も多いと思う。通常通りでメールが届かないような時には、一応YahooMail もありますので、「hisashimuroi@yahoo.co.jp」も試してみて下さい。大学アドレスの方は現在一日300通超のスパムメールが混在してきていますので。
不 在中に劇団唐ゼミ★の第十回公演「ユニコン物語」があり、彼らの事務所移転などの問題もあって、完全にぼくが関わることができないのは初めてなのだが、それもまあ彼らの自立への過程として避けては通れない道だと思う。周囲の人のご支援をよろしくお願いしたい。

2006.06.12

大垣での連続トーク

 6月10日、11日は岐阜大垣にある情報科学芸術大学院大学(IAMAS)で、二日間の集中講義。毎年8月に一人でやっているのだが、今回はぼくが7月から渡欧という事情もあるし、いつも大垣に呼んでくれている吉岡洋がIAMASを退職し秋から京都大学に移るということもあって、二日間ぶっ通しで対談をやった。吉岡とはもう三十年来の友人であり、『哲学の脱構築』『反美学』『情報様式論』の翻訳を一緒にしたり、『情報と生命』を一緒に書いたりしてきた。二人だけではなかなかできないことなので、学生や遠くから駆けつけてきてくれたOBや元学生たちを前にして、大学時代からのこと、思想や哲学が置かれてきた状況の推移、技術、芸術など、さまざまなトピックをめぐって語り続けた。以前のエントリーに書いたようにこの対談を元に本を作りたいという計画でもあったのだが、余りに内容が多岐にわたってしまったので、そうなるとしてもだいぶ手を加えなければならないだろう。しかし、そんなこととは関係なくとても楽しく、充実した二日間だった。何らかの形にして残しておきたいと思う。
 IAMAS出身の稲川君が車での送迎、会場設営(なぜか二人の背後には鹿の剥製が立てられ、テーブルには一升瓶がドンと置かれていた)に奔走してくれ、横国出身でIAMASで働いている植田憲司をはじめ多数が協力してくれ、吉岡が以前務めていた甲南大学OBやこれから務める京都大学の院生らも駆けつけてきて、トーク中も昼食も終わってからの宴会にもつきあってくれた。短い期間ながら充実した交流ができた。
 ぼくたち自身もそうだが、集まって来てくれた人たちにとっても、さまざまな人生の時間が交差するような記憶に残る経験になってくれればいいと思う。大垣はIAMASができて二年目の97年に坂根厳夫前学長にシンポジウムや特別講義に呼ばれたのが最初で、99年にも訪れた。吉岡が着任してからは2001年に記号学会を開き、2002年からはずっと毎年集中講義で訪れていた。大垣の町をみんなで歩きながら、過去の記憶をひもときながら、またこの町に戻ってくることがあるだろうかと考えていた。時間がどんどん早足で走り去って行く。

2006.06.06

六月

 六月に入って、ヨーロッパ行きの準備も重なり忙しくなってきた。年々インターネットが普及してきてとても便利になった。大都市であれば、WiFiの使える安ホテルも多いので助かる。飛行機や列車の格安チケットも、劇場の予約もみんなネットでできる。とりあえず7月1日からパリに入ってイタリアに移動。旅行中も(どの都市でもというわけには行かないだろうが)、ネットにつなげる予定だし、Vodafoneの契約もしたので電話も使えます(メールで問い合わせてください)。但し、メインの大学アドレスは今ではスパムメールが一日200近くも入るようになったので、スパムが少ないNiftyのアドレスにしてもらった方が安全かもしれません。
 日本記号学会で話を聞いて興味をもった林正樹さんの「テレビ番組クリエーター、TVML」ですが、一年生の基礎演習で使うことにしたところ10日足らずで最初の作品ができあがってきた。まだまだ改善の余地があるが、なかなかおもしろい。プログラムはTVMLのサイトに行けばフリーでダウンロードできるので、たとえばこの作品を右クリックでダウンロードしてから観てほしい。大学一年生にしかできないちゃんとした表現になっている。ぼくが渡欧する前に発表の機会を作ってやりたいと思っているが、どんなものができあがってくるのか楽しみだ。

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