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2006.06.12

大垣での連続トーク

 6月10日、11日は岐阜大垣にある情報科学芸術大学院大学(IAMAS)で、二日間の集中講義。毎年8月に一人でやっているのだが、今回はぼくが7月から渡欧という事情もあるし、いつも大垣に呼んでくれている吉岡洋がIAMASを退職し秋から京都大学に移るということもあって、二日間ぶっ通しで対談をやった。吉岡とはもう三十年来の友人であり、『哲学の脱構築』『反美学』『情報様式論』の翻訳を一緒にしたり、『情報と生命』を一緒に書いたりしてきた。二人だけではなかなかできないことなので、学生や遠くから駆けつけてきてくれたOBや元学生たちを前にして、大学時代からのこと、思想や哲学が置かれてきた状況の推移、技術、芸術など、さまざまなトピックをめぐって語り続けた。以前のエントリーに書いたようにこの対談を元に本を作りたいという計画でもあったのだが、余りに内容が多岐にわたってしまったので、そうなるとしてもだいぶ手を加えなければならないだろう。しかし、そんなこととは関係なくとても楽しく、充実した二日間だった。何らかの形にして残しておきたいと思う。
 IAMAS出身の稲川君が車での送迎、会場設営(なぜか二人の背後には鹿の剥製が立てられ、テーブルには一升瓶がドンと置かれていた)に奔走してくれ、横国出身でIAMASで働いている植田憲司をはじめ多数が協力してくれ、吉岡が以前務めていた甲南大学OBやこれから務める京都大学の院生らも駆けつけてきて、トーク中も昼食も終わってからの宴会にもつきあってくれた。短い期間ながら充実した交流ができた。
 ぼくたち自身もそうだが、集まって来てくれた人たちにとっても、さまざまな人生の時間が交差するような記憶に残る経験になってくれればいいと思う。大垣はIAMASができて二年目の97年に坂根厳夫前学長にシンポジウムや特別講義に呼ばれたのが最初で、99年にも訪れた。吉岡が着任してからは2001年に記号学会を開き、2002年からはずっと毎年集中講義で訪れていた。大垣の町をみんなで歩きながら、過去の記憶をひもときながら、またこの町に戻ってくることがあるだろうかと考えていた。時間がどんどん早足で走り去って行く。

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コメント

はい。
ありがおとうございます。
頑張ります。

こちらこそお世話になりました。話も楽しかったし、いろいろありがとう。7月からの新しい職場でも頑張ってね。

ありがとうございました。

この講義というか経験で
人生で最も大切な勢いがつきました。
最高です。ものすごく楽しかったです。

調子づいて今後もいきます。

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