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2006.07.31

ナポリ1,2

 午前中はバリの港をぶらぶらしていた。釣りをしている親子連れをずっと観察。余り釣果ははかばかしくない。旧市街から新市街へと歩いて公園で一休み。預けた荷物を引き取り、バス乗り場へ。土曜日だからか空いている。高速道路の快適な旅で、ナポリ中央駅裏に二時間半で到着した。

 そう言えばバスの中で日本人の親子連れに会った。この人たちはローマからの列車の中で見ている。遅れで七時間もの長旅の間、父親らしき神経質そうな40代の男性はずっと「地球の歩き方、南イタリアとマルタの旅」とか「イタリア語入門」とか数冊の本をトイレに一度も行かず読み続けており、小三くらいに見える娘はずっと夏休みの学習帳のようなものをやっていた。バリでぼくが降りたときに後から出てきたので、「今晩わ」と声をかけたら凄くおびえたので、遠慮してそれ以上話しかけなかった。その人たちとまた一緒になったのだ。

 休憩中に話しかけたが、自分のことはほとんどしゃべらない。ただイタリアが好きであと5日間ほど南イタリアだけを旅して回ると言う。ナポリのホテルが遠いのでタクシーに乗るというので分かれた。マニアックそうな人だった。女の子の方は慣れているのか悠然としていた。

 駅前がいきなりゴミの山で臭い。五月の末に嶋本昭三がパフォーマンスをやった駅前のガリバルディ広場もゴミだらけ、偽ブランドバッグを売る黒人たちや中国人たち、盗品のようなものを含めてあらゆるものを路上で売っている。車やバイクも乱暴に走り回り、まるで大阪鶴橋の朝鮮市場のように猥雑でけたたましく圧倒された。悪臭が凄い。その近くのホテルはいかにも家族経営らしく、この時点でネット環境はあきらめた。どうやらイタリアでADSLというのは電話回線のことらしい。

 外を歩くと駅前は乱雑だが、メインストリートはむしろ閑散としていて、港側の方はむしろ閑静。場所によって違うらしい。しかも駅は場末のようだ。近くに広い中国人街が広がっている。レストランで夕飯を食べて暗くなった外に出ると、露店が全部消えていてなぜか駅前もきれいになっていた。ゴミもいつの間にか掃除され、悪臭も消えている。不思議な街だ。大声で歌っている人もいるし、若者はバイクに乗って裸で走り回っている。

 明日中心地を回るのが楽しみだ。

その2

 朝から外がうるさい。どうやら日曜日にはこのあたりは古着市が立つらしく、中国人中心の露天商と地元客でにぎわっている。どうも駅前には曜日によっていろいろな市が立つらしい。偽ブランドバッグを売っているアフリカ人は常にいるが、それ以外には日によって違う市が立つ。彼らが去った後にはおびただしいゴミと得も言われぬにおいが立ちこめている。どうもこれは中央駅付近だけのことらしく、ナポリの街全体ではないようだ。古着市も朝だけで帰ったときには閑散としていた。

 港に行って1日のパレルモ行きフェリーの予約をする。個室、共同部屋、椅子席だけとあるが、ついケチなとこが出て一番安い椅子席にしてしまった。一等だし、まあいいのではないだろうか。あまりに辛いようなら帰りはキャビンを取ってもいい。そのまま中心地の王宮やヌエボ城あたりを見て、一番のメインストリート、トレド通りを抜けてダンテ広場へ。昨日書いたのは間違いで、嶋本昭三がパフォーマンスをしたのはこのダンテ広場だった。このあたりは本当の中心できれいな場所だ。嶋本さんの展覧会も三ヶ月間開かれたらしいが、インフォメーションで聞いたら六月で終了したそうである。残念。http://www.shozo.net に詳細が載っている。マフィアのボスの誘いだからとちょっと悩んでいたんだけど、良かったようだ。

 国立考古学博物館から、カポディモンテ美術館へ。帰りは古い町並みの残るナポリ地区を通って帰る。ナポリは暑いのだが、海洋性気候と言うか変化があり、時折雲が太陽を隠してくれる。昨日到着した時には通り雨だったし、夕べは凄い雷雨だった。洗濯物は余りよく乾かない。

 それにしても、今泊まっているSIRIというホテル、家族経営なのだがなかなか凄い。どうやら息子の一人ががんばっているようだが、他の家族はてんでやる気がない。朝食もいい加減、おしゃべりしていてなかなか準備してくれない。今日帰ったときにレセプションにいた凄い年寄りはテレビを見ていて鍵を取るのが面倒くさいらしく、「自分で勝手に取ってくれ」と投げやり。上の階から息子が降りてきてしきりに謝っていた。

 明日はポンペイに行こうと思っている。186766022_125
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