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2006.07.12

記憶の裂け目2

 さて、昨日書いたことがどうも気になるので、95年の夏、フィンランドのラハティで開かれた国際美学会に参加した時の記憶を遡ってみる。ヘルシンキのホテルで吉岡洋と合流。ツインの部屋で一緒に泊まったと思う。空港から駅について、そこから重い荷物を転がしてようやくホテルについた記憶がある。

 ラハティにはユーレイルパスで向かい、元東京芸大の武藤三千夫さんや、浅沼圭司さんに町でばったり会った。この時に初めてちゃんと話した武藤さんには次の年に東京芸大の非常勤に呼んでもらった。海外で会うとなぜかそれまで敷居が高くて話せなかった人ともうち解けるものである。

 この学会には今道友信先生も国際美学会の副会長として参加しており、青山短大にいる橋本綾子さんも一緒だった。今道さんには昔学生の時に親切にしてもらったのだが、どうも向こうには記憶がないようだった。岩城見一さんや島本浣さん、加藤哲弘君たちも参加していて、岩城さんには名物の手長エビをおごってもらった。たまたまネパール週間で来ていたネパール人の画家たちとも仲良くなって、船に乗って湖水巡りもしたし楽しかった。

 問題はそこから先である。ヘルシンキの旅行代理店で航空券を買って、一人でミラノに向かった。ミラノのホテルに大きな荷物を預けて、ベネチアへ。「地球の歩き方」で電話予約したサンタルチア駅そばの一つ星ホテルで、うるさくて暑くて眠れなかったが、ビエンナーレを見る。そして、そのまま日帰り旅行でパドヴァとボローニャに行ったのだった。

 そしてまたベネチアからミラノへ。一泊だけして荷物を引き取り、ジュネーヴの写真家、アラン・ユムローズのところに行った。別ルートで来ていた吉岡洋が居て、フランス側にあるアランの山荘へ。広い寝室を借りて、男三人で過ごしたが、この時にレマン湖の花火を見に、裏山に三人で登った。次の日は、吉岡が調査中だったオートマトンの町にアランの車で行き、工房と博物館を見学した。

 その後、ぼくだけ列車に乗り、長い旅をしてアムステルダムへ。ここでも、加藤君や島本さんたちと合流したような気がする。ベルギービールでムール貝を食べたような.....,。だいたいこんなところだろう。初めて国際美学会に参加し、初めてベネチア・ビエンナーレを見た印象深い旅行だった。ほら、ちゃんとこんな風に思い出せるから大丈夫だ。ボローニャは本当に短時間の滞在だったからで、どうも印象が混じり合ったようだ。

 ここに居ても、だいたい一通りのものはあっと言う間に見てしまえる。今日も現在のボローニャ大学の周辺と絵画館、考古学博物館に行った。何があるというのではなく、町全体が博物館のようなものなのだ。ポローニャ大学周辺は学生たちで賑わっていた。写真は記号論のセクションがある哲学部のあたり。

 明日の朝、汽車に乗ってウルビノに移ります。ウルビノには24日まで滞在する予定ですが、その間ネット事情がどうなのか? これも行ってみないとわかりません。173972875_199

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