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2006.07.23

ダーミッシュとパイオーニ

 結局昨日はバスに乗らなかった。エミリオやアルイーザに何度も誘われたのだけど。

 宿舎の部屋は東向きで朝の六時には否応なく強い太陽の光が差し込んできて目が覚めてしまう。夜、眠いのである。いずれにしてもあと何回かは夜の会に参加せざるをえないとは思っているのだが、昨日はたまたま夕食後、ロビーに居たユベール・ダーミッシュと話ができたのでそれで満足したのだ。

 ダーミッシュは78歳の美術史家で、日本語の翻訳も多数ある。小柄な白髪の老人だ。話をしていたら、最近は日本映画が大好きで特に北野武が大好きだそうだ。カイエ・ドュ・シネマにも書いたことがあると言う。日本人で印象にあるのは誰かと聞いたら、小林康夫ともう一人、「ナガイ」と言う。よく聞いてみたらぼくの後輩で、現在は京都工芸繊維大学に居る永井隆則君のことらしい。そう言えば、パリ時代ダーミッシュについたと言っていたな。「ぼくは日本には呼ばれたことがないんだ。観光旅行で東京と京都には行ったことがあるけれど」と言っていた。なぜ誰も呼んであげようとしないのだろう。ダーミッシュは少し足腰が弱っているようで、立ったり歩いたりするのは辛そうだったが、頭はしっかりしているようで、このハードな会議にもずっと出席して、活発にコメントしたりしている。現役の高等社会科学院の教授である。

 パイオーニ教授に頼んで一緒に写真を撮った。魂を吸い取られるから写真はいやだというのを無理矢理に。隣が奥さん。これはやはりびっくりするよね。

 結局、バリ大学のアウグスト・ポンチオは来ていないようだ。スーザン・ペトリッリにメールをして、バリで会う日程を相談する。スーザンたちはまた8月2日からどこに行くようだ。全くエネルギッシュな人たちである。

 一昨日去っていった人たちの何人かからメールが届いている。エーコの時に一緒だったボローニャ大学のジャンパウロはなんと小説家でもあるそうである。181532973_8
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