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2006.08.12

ウィーン、記事二つ

 そろそろWifiの時間が切れる。後は電話回線で行くので写真だけ先にあげておいた。

 やはりウィーンと言えばドナウ川。だけど、地図を見るとドナウはなぜか四本もある。運河とか、新ドナウとかややこしい。それでも地下鉄で見当をつけて行ってみた。全然美しくも碧くもないよどんだ川だがやはり広い。西の方には山と「ウィーンの森」が見える。

 思えば子供の頃ウィーン少年合唱団をテーマにした映画「野バラ」とか「ウィーンの森の物語」とかで、ウィーンのイメージは作られている。あとは、「第三の男」の大観覧車ね。これも見に行ったけど、二つある。多分こっちの方だと思うけど。

 それから、フロイトの診療所があった「フロイト博物館」。いきなり道に「フロイト」って看板が出ていてわかりやすい。

 そんなこんなで町をそぞろ歩く。どこもかしこも博物館のようできれいな町だ。

 明日はちょっと観光客っぽく、観光用のモーツァルトのコンサートにでも行ってみようと思う。

その2

 それにしてもここは寒い
 朝晩には10度を切るくらい。日が出ているとマシだけど。
 こうなると、南イタリアが恋しくなるから不思議だ。

 ウィーン最終日の今日は、まずはネットで調べた社会記号論研究所と思われる住所へ。

 前にも書いたように、一応ぼくはイタリアのバリ大学とウィーンの社会記号論研究所で「研修」をしていることになっている。だが、バリでスーザン・ペトリッリが電話してくれて分かったように、社会記号論研究所長のJeff Bernard は重度の「パニック障害」で人に会ったり外に出たりすることが全くできないらしい。そこで、せめて建物の写真でもと思って行ったのだが...違った。

 どうやら、そこはJeffの自宅のアパートのようだった。これじゃ仕方ない。Jeffには一緒に住んでいるGloria Witthalamという同僚がいるので、後から彼女に連絡を取ることにした。中で療養中であろうJeffの回復を祈って立ち去る。

 それからMQ(ミュージアム・カルチエ)という最近できた美術館広場に行き、レオポルト美術館と現代美術館を見物。レオポルトは個人コレクションでエゴン・シーレが大量にある。あとはクリムトとココシュカが少し。現代美術館は写真と映像の展覧会をしていた。ポンピドーの映像展と比べるとやや単調か。面白かったのは、余り期待せずに入った「音楽の家」(Haus der Musik)で、ハイテクを駆使して音の世界を表現している。

 今日はこれから、楽友協会の大ホールに、モーツァルト・オーケストラのコンサートに行く。明日は、ハンガリーのブタペストに移動の予定。そこから、チェコ、ポーランドに移動するが、きっと寒いだろうなあ。大阪の国立国際美術館の加須屋さんから、いろんな人を紹介してもらっている。


 イギリスのテロ謀議発覚騒ぎで、イギリスの空港が大混乱になっていると思ったら、どうやら日本やシンガポールでもセキュリティを厳しくし始めたらしい。鬱陶しいことである。

 アメリカがブッシュの言うように「今でも戦争中である」として、この「テロとの戦い」という悪夢の中に世界中を巻き込むつもりなのだろうか? 見えない敵におびえながら、乗り物の中に何ももちこめないとか、ゴミ箱がどこにもないとかいう状態がいったいいつまで続くのか疑問である。

 ロンドンの爆発騒ぎ、ムンバイの列車爆破、そしてイスラエルのめちゃくちゃなレバノン攻撃と、意外なヒズボラの健闘。2001年から5年目の今年、中東とムスリムへの恐怖感が、アングロ・サクソンの国家間で異様に高まっているようだ。それにしても、国連が全く機能しない上に、米国のトップも舵をうまく取れなくなっているらしい。ヒズボラの問題と、航空機テロの問題は深く関係している。誰だって、そんなに喜んで次から次へと「自爆テロ」をするわけはないのだ。

 「特攻」をやった日本人ならそれはわかるはずである。彼らが「自爆」するには、それ相応の具体的な理由があるからで、それが解決されない限り、いくらセキュリティを強化しようが、「テロリスト」を逮捕しようが、状況が改善されるはずがない。


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2006年08月12日
04:24

ERI
「特攻」やった日本人の具体的理由については、その頃の日本の国家のあり方だったのでしょうか。「お国のため」というところにアイデンティティのよりどころがあったのかどうか、戦後生まれの私にもすでに不明です。だけど、アイデンティティによりどころは無いということを思想的に伝えていく必要はあるのかな。

今日本のニュースでは
・イギリスのテロを企てたのは、移民二世で、自分たちのアィデンティティを求めるために自爆テロに走った。
・靖国の合祀について、大阪の遺族がはじめて違法であると訴えを起こした。

を、やってます。
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