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2007.01.24

納豆ね−

 「あるある大事典」放送中止騒ぎで話題の納豆ダイエットだが、ぼくは試しにやっている。一日二回、かき混ぜて20分以上放置して発酵させてから食べるとかいうところが個人的にヒットしたからだ。

 「紅茶キノコ」から「カスピ海ヨーグルト」まで、こんなものにずっと踊らされ、騙されてきたわけだが、半信半疑で「ネタ」で楽しんでいると思っていたはずなのに、いつのまにか「ベタ」で怒り出す人が余りにも多いことに逆に驚いた。だいたい堺正章と志村けんがやっているゴールデンタイムの番組内容をそのまままともに信じる方がどうかしている。DHEAだって、その若返り効果やダイエット効果なんて全く証明されていないのに、一人や二人の大学教授が言ったこと(だけ)を信じて、スーパーの納豆の買い占めに走る消費者の方が悪いのだ。全く「証明」なんてされていないタバコの害や副流煙の有害性を鵜呑みにしている人たちと同類だね。まあ、デマというのは元々そういうものなのであって、テレビを初めとするマスメディアは「世論」という名の「デマ」を生産する装置にほかならないのだけれども。

 この騒ぎで変なところは、「騙された」とか「納豆の売れ行きが落ちるのが心配」とか、自民党や議員まで「国民の信頼を裏切る重大な問題」とか騒ぎ立てる手合いが余りにも多いこと。NHKの受信料徴収強制化とか、「放送」そのものが凋落し、ワンセグのような移動体メディアにテレビ放送が移行している現状に全くそぐわない政策を打ち出している時代遅れな政党が言うことなのだけれども、そんな内閣を一時期は80%近くが支持してしまったり、いまでも半数近くが支持しているという駄目な国民の方が問題なのだが。

 ゴールデンタイムのテレビがやることがそもそも「いかがわしく眉唾」であるのは最初っから当たり前のことではないか? テレビ通販のダイエット薬や変なトレーニングマシーンを買う人だって、別にテレビで科学的に正しい報道がされていると信じて買うのではなく、つい騙されて衝動買いさせられてしまうだけに決まっている。こんなのは自己責任で判断するのが当たり前のことなのであって、そんなことを言ったら朝のワイドショーの「占い」とか、オカルトやUFOの番組はどうなってしまうのだろう。「オーラの泉」や細木数子の番組の方が何百倍もずっと有害だと思うのだが。守護霊とか運命とかは科学的に正しいのか? ぼくにはこっちの方がずっと不愉快であり、それと比べれば「あるある」なんて笑って見過ごせばいいことだと思う。

 不二屋騒ぎだってなんてオーバーな。(消費期限じゃなくて)賞味期限一日切れの牛乳を加工乳製品に使ったって別に犯罪ではないと思うね。要するにみんな人の揚げ足を取って、バッシングしたいだけではないか。雪印の社長の時と同じアングルの映像を使って不二家の社長を辞任に追い込んだりして、このところのテレビや新聞はとにかくスケープゴートを見つけてそれをいじめ抜くことに必死だ。特に酷いのがテレビ朝日で、河川敷でゴルフの練習やっている老人をしつこくインタヴューしたり、自転車を駅前に放置する高校生をいじめたりと正義漢面して嗜虐性を加速している。こっちの方が不安神経症としては深刻なのではないかと思う。いまやマスメディアは2chと変わらないのだ。

 鳥インフルエンザの話もなんか変だね。だいたい去年急にブッシュが「新型インフルエンザの脅威」について声明を出したのだって、イラクの情勢を考えると意図的なものを感じる。昔からずっと風邪をひく鶏なんていたはずなのに、まだ人間から感染するウィルスが生まれてもいないのに、その鶏舎の何万もの鶏を全部殺す処置というのはどうなのだろう? 人間だったら、風邪にかかった町全員を殺すのと同じことだし、耐性をもった鶏が生き残れないことになるのではないだろうか? 養鶏業者が激減して、国産の鶏が食べられなくなることの方が問題なのではないか?

 マスメディアやネットでは正しい情報なんて得られない、というとすぐに、じゃあ一体何を信じたらいいんですか? ということになるわけだが、そんなに簡単に何かを信じる方が良くないのである。日経新聞を毎日読んだって、ネットで情報を集めたって、本当に正しいことなんて見つかるわけもないのだ。そんな風に何でも答えが見つかるという風に考えることの方が病気なのである。何でもかんでも正しい選択があると考え、ディシジョン・メイキングのマニュアルにばかり頼るような人間が絶望的なまでに増えてしまったということが、スーパーの店頭から消えてしまった「納豆コーナー」が教えてくれたことだった。

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コメント

私は、マスコミの記事は、前から、全面的には信用していません。
彼らは、始めから、自分がそう思っていた先入観で、相手に接し、相手の話を聞いているふりをしながら、結局は、自分の先入観のように記事を書き上げるからです。

学生時代、少し、新聞等の取材を受けたり、ラジオで音録したことがありますが、
結局は、こちらの真意は無視して、自分の先入観のように効果音を入れたり、編集しました。

私の知人も、テレビ(NHK)で取材を受け、仕事を中止し、取材協力をし、時間を掛けたのに、取材した内容を知りたいと、聞いても、一切断れ、結局仕事を中止し、わざわざ取材協力した内容は、ノーカットだったそうです。そのことへの、謝罪は一切無かったようです。

本人が言ったことが、そのままで記事なると思うのは誤りであり、たとえテレビであっても、表に出る前にチェックしないと、編集者によって、自分の言葉から、かけ離れた言葉となり、その言葉(記事等)が本人が言ったことにしてしまいます。

その内容が、本意でない記事であっても、その責任は、ほとんど一切といってほど、マスコミはとりません。
たとえ、認めたとしても、小さな、片隅のコメントで、すましてしまいます。
十分気をつける必要があります。

私が、メディア・マスコミについて、大学時代、疑問を持った時、読んだ本が、「統計で嘘をつく方」(ダレル・ハフ著、高木 秀玄訳)でした。
目で見て分かりやすいグラフも(たとえば、その起点となる数字を0とせず、0起点を、ある数値において80%をグラフの下端として、比較すると、その対象では、大幅に推移いたように思わせます。かつ、年代帯をある期間帯に限ると、実際は減少傾向にあるのに、あると年と較べるといかにも上昇したように見せられます。その年代帯をはずれると、このごろ自殺が増えたと言うことは、昔から見ると嘘でしかなくなります。
分母値も大事で、少数の人間に聞いたアンケート結果は当てになりません。その、アンケートの質問内容も、誘導的に質問していることもあります。)

また、多分、米国の本だったと思いますが、「メディア・セックス」:(ウィルソン・ブライアン キイ,Wilson Bryan Key 著,植島 啓司 訳)という本は、かなり、メディア・マスコミについて、鋭く突いていました。
(「総ての消費者は注意せよ!」“広告”は我々の視覚、聴覚、臭覚…あらゆる感覚器官を刺激して、心理学から人類学までを駆使したそのテクニックで購買欲を促す。それらのトリックを次々と暴き、巧妙なメディアの大衆心理操作について説く・・という本です)

メディア・マスコミは、「意図を持って、大衆心理を誘導している!」と言うのです。
俄には信じられませんが、「ビートルズ」、「サイモン&ガーファンクル」等の歌詞も、意図を持って、大衆心理を誘導する手段としている、との事でした。
ポスター等にも、男性・女性のポスターに見えて、どこかにその性別以外の形態・要素を含ませ、何らかの暗示を掛けているとも書いていました。
人間の情動を刺激して、どこへ人を動かそうとしているか、その本が言っていた内容は、覚えていませんが、怖いことです。

現在のテレビにおける、「情報提供番組」、今回の「納豆」騒動の情報提供(?)テレビも、上記のような、大衆誘導の意図で構成された番組のように思えます。

視聴する人は、そのまま信じるのでなく、その裏に隠されたマスコミの意図を考えるべき、と思います・・・。

過去にドイツ民族が一番偉大であり、ユダヤ民族は殲滅すべき、と民衆を洗脳したヒットラー、マスコミ・民衆を敗戦濃厚なのに、さもまだ勝ち続けていると思いこませていた戦時中の日本政府、中国における毛沢東の紅衛兵を動かし、自分に異を唱える人間を簡単に民衆にとっての大罪人にしてしまった文化大革命、現、北朝鮮の独裁政権のマスコミ等による扇動、枚挙がありません。
そして、大事なことは、民衆・国民は、第2次大戦中のドイツ人・日本人だけが特殊ではでなく、政府誘導のマスコミの扇動によって、どの国民・民族も情動によって動くことが、まだまだあり得ることです。
実際、イラン戦争のアメリカを見ていると、そう感じます。
敵を作り、憎悪を煽ると、大衆は(人間が元々持っている動物的本能か?)、簡単に動かせるのです。

大企業・宗教界においても、絶対的権力者がいると、その人間の言うことが絶対になり、他の世界から隔絶された世界では、そのことが間違っていても、信じてしまうことになります。

そして、今回の件は、古くから有名で、いくら有力なブランドを持った大企業も、昨今、支障時を起こしていますが、
全て企業のトップ集団の「驕り」、そのトップが、聞く耳を持っていない事、
企業内の絶対的権力者に対して、「間違いは、間違いだ!」と、ただす人間がいないYESマン人間が企業内に蔓延り、企業として、社会的な責任を甘く考えていることが原因と思います。

私は、企業(会社)に対して、自己の信念を売っていません。
私は、自分で「正しいと思う道を進む」事が、トップがどう言おうと、最終的には、企業の為になると思っています。

はじめまして。
いつもmixiに足あとをたくさん残させて頂いております。

一昨年の暮れに、自分で買った不二家のケーキで腹を壊して以来、怖くてずっと買えないでいました^^;
私としては、理由が解かったという感じです。

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