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2007.02.06

日記

 この時期は卒論提出、入試など重なってなかなか大変な時期である。
 
 1/27日は久しぶりに京大の科研に。快晴で暖かい。

 京大美学の岩城見一さんが京都国立近代美術館長になって代わりに吉岡洋が美学担当の教授になったのだが、旧組織のままの科研なので美術館での半公開講演会となっている。発表者は京都精華の佐藤守弘さんと神戸大学の長野順子さん。他に、例の学生刺殺事件の処理で大変な京都精華大学学長、島本浣さん、京大の篠原資明さん、京都芸大の魚住洋一さん、国立国際美術館の加須屋明子さん、神戸大学の前川修君など賑やかなメンバーで飲み会。結局最後は三次会になり、かなり酩酊した。

 まあ、これも一種の同窓会のようなものである。篠原さんは最近『ベルクソン』(岩波新書)という不思議な本−−なぜなら、全くベルグソンの入門書などではなく、自分自身の哲学的遍歴の書であるから−−を出したところで、久しぶりに論争になる。

 彼は、「我々はどこから来てどこに行くのか?」という問いに答えるのが哲学の本来の役割だというところから始めているのだが、ぼくはそんな風には考えない。哲学の役割はそんなこととは全く別のところにあり、基本的には個人の人生の終わりと共にその役割を終えるものと考えているからだ。もちろん、あらゆる言説と同じように、それが流布し、他者の中に生き続けて行くことはあるのだが、形而上学的な命題を作り上げることが思考の目的だとは思わない。

 翌週は卒論提出が31日にあり、いつものことだがいろいろな問題が起きて大変。この日は会議が5つもあり終了したのはほぼ夜8:30を回っており、同僚の清田友則君、大里俊晴君と飲んで帰る。木曜日は、渋谷で三枝健起さんと打ち合わせと称する飲み会。週末二日間の集中講義の計画を立てる。

 土・日が三枝健起さんによる集中講義「舞台芸術論C」の本番。5チーム、四十人近くによる映画製作の実習なのだが、同一のシナリオで20分程度のショートムービーを作る。限られた日数でどこまでこなすかが大変で、結局はつききっきりになる。それ自体が映画の現場のようなタイトな授業だった。それでもたった二日間で学生たち(の何人か)が目に見えて変わっていったのが良かった。ただの大学教員ではなく、ある意味で大学のことなど何も知らず、何人脱落してもいいから、限られた何人かにでもひたすら映画を撮ることののノウハウを叩き込もうとした三枝さんの姿勢に学ばされた。まあ、なかなかああいうやり方はできないけれども。

 このショートムービーは学外での上映会がされることになっている。2月27日の昼間、下北沢のシネマアートン下北沢でやることになった。

 ぼくはこういう現場の授業は一年生の基礎演習以外ではやっていないのだが、立ち会っているとやはり血が騒ぐような気持ちになる。また、自分でも何かやってみたくなった。

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コメント

大変ご無沙汰しています。自分も卒業の際はご迷惑おかけしました。

つい先日、自分より数年前までお世話になっていたはずの遠藤水城さんに会い先生の話で盛り上がりました。一緒に大学へ遊びに行こうという勢いでしたが、Asian Cultural Councilのフェローですぐに渡米とのこと、当面先の話になりそうです。

それではまた。。。

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