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2007.04.14

「ジョン・シルバー 愛の乞食」

海賊版舞台芸術論・山崎組
『ジョン・シルバー 愛の乞食』

日時 : 4月18日(水)、19日(木)、20日(金)
時間 : 開演 18時半 (18時開場)
場所 : 横浜国立大学教育人間科学部
    8号館裏原っぱ特設青テント
料金 : 入場料無料
詳しくは唐ゼミ☆サイトへ。

 これはイケるかもしれない。もうそう書いても大丈夫だろう。

 久保井授業の試演会がきっかけで始まったこの企画。実際には授業に出ていた者は二人しか残っておらず、後は唐ゼミ☆の山崎雄太がひとりひとり声をかけて集めてきた、異常にキャラが立っている普通の学生たち。舞台に立つのはほとんどが初めての経験である。主役の田口は山崎が自分で奪い取った。

 唐ゼミ☆の協力でテントが立ち、毎日雨風の中、夜昼なく働き、稽古をし、テントを守る。顔つきが変わってきた。こういうのに立ち会っているのがとても面白い。テントは確かに人を育てるのである。

 通し稽古を見る度に全く変わってくる。まるで昆虫の変態を見ているみたいで、三日前とは全く違う舞台を見ていると、本番でどこまで行けるのかがとても楽しみになる。

 今日は久しぶりに大学に顔を出した椎野裕美子と一緒に、彼らがこの二三日、徹夜で作っていてエンディングの決め手になるある「ブツ」を見せてもらう。椎野がこの「ブツ」に乗ってポーズを決めてみると、予想を遥かに超えて超いい感じ。実際には違う万寿シャゲが乗るのだけど、これはかなりイケそうな予感。その傍らではやはり兄貴分の安達俊信がシルバーの肩に乗るオウムの「フリント船長」を徹夜で作ってやっている。これも「やり過ぎ」なくらいにいい。唐ゼミ☆が初めて『腰巻お仙』をやった時のことや最初にこの場所にボロボロの赤テントを立てて『ジョン・シルバー』をやった時のことを思わず思い出してしまう。横浜国大のヒュルヒュル風吹く丘の上のテント——これに立ち会えるのはとても貴重な体験になるかもしれない。平日の大学構内での公演だけど、外からも是非見に来て欲しいところだ。

 海賊版でも「授業」と銘打っている建前、入場料は取れないが、もう既に彼らの持ち出しの金額がだいぶ膨らんできています。投げ銭やおひねり、カンパ、差し入れは大歓迎。面白かったら是非、じゃらじゃら百円硬貨でも渡してやって下さい。涙ぐましいです。

 名残桜と春の夜風、丘の上に翻るテント、若い学生たちの持つ新学期独特の臭い、そして何と言っても唐十郎作品中でも屈指の超名作! 役者の技量不足を差し引いてもおつりが来る程、エンディングは心に突き刺さってくるでしょう。そして、技量不足でもあの生の素材があれば十分楽しめますし、何と言ってもエンディングで出て来るあの「ブツ」があれば絶対無敵! 伝説になるような公演になると思っています。

 てなわけで、新学期一週間のいろいろあった疲れも吹っ飛ぶほど、教室棟前の「はらっぱ」では熱い血潮が沸騰しています。

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