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2007.04.10

新学期とガイダンス

 まあ、毎年のことではある。
 だんだん始まる時期が早くなって、今年は4日が在学生のガイダンス。

 GPA(グレードポイント・アヴェレージ)とか、卒業研究着手資格が100単位とか(これに達していないと自動的に留年が決まる)とか、語学の履修方法に関する細かい規則とか(これを間違えると卒業できると思い込んでいた者が、直前になって卒業できないと慌てふためくことになる)、とにかく面倒くさいことが多すぎる。これらを作った人は学生の「やる気」を鼓舞しようとしたのだろうが、実際には「やる気」が極端になくなってしまう元凶になっている。

 言うまでもなく大学において「単位」はただの「口実」であって、「目的」ではない。だからこそ、単位の「実質化」などというわけのわからないスローガンが出て来るのだろう。ところが、学生も教員もこの「単位」を「実体」と取り違えてしまいがちである。「単位」が「口実」であり、「虚構」であるといま言ったが、それでは大学において「口実」でも「虚構」でもないものとは何か? これが分からなくなってしまっているからこそ、「単位」に必要以上の意味と重要性を与えようとするのであろう。まさしくフェティシズムである。

 まあ、何を言っているのか分からない人もいるだろうが、要するに成績表とかゼミ選択とかを巡って、またしても何人かの学生と何人かの教員とのぶつかり合いがあったということである。制度というのは人が生きやすくなるためのものであるはずなのに、壁になって立ちふさがり、人を押しつぶすことが多すぎる。また、そのことを仕方ないと簡単に諦めてしまう人や、自分の権力を行使するためにそれに便乗しようと思う人も多すぎる。

 6日は新入生のガイダンス。年々新入生の顔が高校生化してくる。年々子供っぽくなっていくという意味だ。余り背伸びしようとしたり、目立とうとしたりしようとはしない。こっちも一年ずつ年を喰っているので、年々子供っぽくなる一年生とつき合うのは苦しい。恒例の歓迎BBQだが、例年になく手際の悪い準備態勢の上、徹夜続きとは言えリーダーが寝坊してしまったためにばたばたしていた。一番頭が悪かったのは、肉の安売りスーパーで業務用の大袋の冷凍肉を前日に買っておいて風呂で解凍するんだよと教えておいたのに、本番二時間前に買った肉を解凍しようとしていたこと。「肉はどうした?」「いま近くの奴のアパートで75度のお湯で解凍中です」。75度では表面が「茹で肉」になってしまうだろうし、第一間に合わない。まあ、しかしそれでも何とかはなったようだ。

 7日は日本記号学会の理事会。新体制ということで、6年間務めた会長を退き、菅野盾樹さんに新会長になってもらうことになった。何とか新しい風を巻き起こしていただきたい。ところで、米沢での大会は5月12日13日の両日、写真をテーマにして開催される。こちらの方も詳細が近日発表されるがなかなか面白くなりそうだ。

 「海賊版舞台芸術論・山﨑組」の『ジョン・シルバー 愛の乞食』の方は、土曜日に青テントが立った。唐ゼミ☆の「鐵假面」用のリハーサルも兼ねて、これまでとは違った建て方をしていてなかなか美しい。ここで、経験も実力もまだまだ伴わない学生たちがどんな事件を巻き起こすことができるのか、とても楽しみだ。

 さあて、明日からは授業が始まる。

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