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2007.06.20

帰国した。

 イマトラには初めて行ったが、ここは湖沼地帯。ロシアとの国境まではほんの10kmくらいしかない。保養地なので余り人がいない。見渡す限りの広大な自然に囲まれて文化施設がある。文化センターと隣のシティホール、さらに3kmほど離れた中心部のホテルの会議会館と三つの場所で分科会が開かれており、これらを結ぶバスが走っている。

 文化イベントとしては金曜日にロシアのパペット・シアター、土曜日にはタンゴ(なぜかフィンランドではタンゴが盛ん)があって、結構深夜まで行事が組まれている。

 ここの唯一の「名物」は「イマトラ・ラピッド」で、「MOV07320.MPG」をダウンロード
「MOV07323.MPG」をダウンロード、湖同士を結ぶ水路に作られた水門を開放して濁流が流れるのを見るのである。夏は毎晩7:00に開門される。音楽が鳴り響き、水が溢れ出すと濁流の上に張ったロープに滑車をつけて滑走するというスペクタクルが始まる。これはちょっとやってみたかったが、35ユーロも取られるというのでやめておいた。

 会長のタラスティはなぜか日本にとても来たがっているし、事務局長のパズ・ガーゴも次回のコルーナでの国際会議にアジアから来て欲しいらしく、次回の学術委員会のメンバーにさせられてしまう。学会それ自体よりも、こうしたロビー活動の方が忙しい。総会でも、理事会でもそんなこんなの議論沸騰。そんな中でイタリア記号学会長のパオロ・ファブリと知り合えたのが収穫。

 日曜日のクロージングには会議をさぼってスウェーデンやラップランドに旅行していた中国人グループが再集結。来年の南京会議を宣伝していた。午後は何もやることがないので吉岡と散歩。フィッシング・パークの釣り堀でニジマス釣りに挑戦するが一時間以上やっても収穫なし。そのまま川沿いに散歩すると韓国人や台湾人のグループにばったり会ったり、前会長のローランド・ポズナーとばったり会ったりする。そのまま、おそらくイマトラ唯一と思われる謎の中華料理店で食事をし、またイマトラ・ラピッドを見て、またまた歩いてホテルへ。おそらくは10-15kmはゆうに歩いたと思われる。

 翌朝は列車でヘルシンキへ。空港に行くとこれまた中国人グループやパズ・ガーゴと再会。パズ・ガーゴと初めてゆっくりしゃべることができてこれまたロビー活動。

 とにかく、同じ記号論研究と言うことでも、世界各地で状況や文脈がバラバラなのが、ある意味では面白い。こういうのはレベルの高低ではなく、徹底的にその社会的政治的機能や、意味合いが異なっているのだ。ぼく自身はこういうことに余り深入りはしたくはないのだが、それでも中に入ってみなくては分からないことも多々ある。圧倒的な世界の多様性とじかに触れ合うのは、時間はかかるがやはり他では味わえない醍醐味がある。

 というわけで、二年後のスペインでの会議にも行きたいと思うし、また今回は学会から4-5人しか参加しなかった日本人にももっと沢山行って欲しいと思う。

 とりあえず終了。大学もちょうどこの期間バカバカしい「ハシカ休講」で休みだったのでギャップ無く戻れた。また多忙な毎日が待っている。
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