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2007年11月

2007.11.30

12月7日にトークショー

 来週の金曜日、大学でトークショーをやります。
 以前のエントリーにも書いたシナリオライターの石森史郎さんをお招きして、映画「約束」の上映会とトークをします。本当は土曜日に広く一般公開でやりたかったのですが、76歳でも現役で精力的に仕事を続けられている石森さんのスケジュールの都合で金曜日の夕方になってしまいました。それでも、久々にぼくが企画するイベントですし、何と言っても35年の年月の記憶が込められているので特別なイベントです。忘れられないイベントになるように学生たちとせっせと準備をしています。幻の名作「約束」が大画面で見られる上に、そのオリジナルシナリオの作者がやってくるのですから、是非たくさんの人に見にきてもらいたい。

 1972年にこの映画の映画評が新聞に出ていて、駅の地下道で佇むショーケン(萩原健一)のスチル写真に何かしらぐっとくるものがありました。ショーケンはグループサウンズ「ザ・テンプターズ」のヴォーカルで、「ザ・タイガーズ」の沢田研二と並ぶアイドルでしたが、この作品で役者として戦慄的なデビューを果たします。
 また、岸恵子は「君の名は?」で松竹の看板スターとなり、その後フランス人監督イヴ・シャンピと結婚。後に離婚するがこの「約束」の時には四十歳。日本とフランスを行き来して女優を続けていたが、恐らく60年近くになる女優生活の中でもこの「約束」は彼女の代表作と言ってもいいだろう。

 元々は二時間以上の分量のあるシナリオを、90分に無理矢理に短くした映画であり、多少切り詰められすぎたきらいもあるが、その分どの瞬間からも目を離せない凝縮した作品になっている。

 もう一つ告知。唐十郎と劇団唐組を描いたドキュメンタリー「シアトリカル/劇団唐組の記録」が12月1日から渋谷のイメージ・フォーラムで公開される。唐ゼミの連中やぼくもなぜか映っています。こちらは、「新宿泥棒日記」を撮った映画監督・大島渚の次男、大島新監督の劇場用映画デビュー作。初日は監督と唐さんの舞台挨拶もあります。Photo

2007.11.18

研究室に戻る

 研究棟の「耐震補強工事」のためということで、7月から学内で放浪生活を余儀なくされていたが、ようやく研究室に戻った。と言っても、工事自体は2月末まで続く。引っ越し荷物もまだ戻ってこないので、がらんとした部屋の中にいる。空調もまだ動かないのでとても寒い。

 先月行った北大でも京大でも神戸大でも、とにかく日本中の大学でこの「耐震補強工事」をやっている。巨大な公共事業なのである。姉歯氏のおかげでゼネコンと下請け業者たちは大儲けできたわけだから皮肉だ。耐震構造の基準自体もどうも信用ならないし、耐震補強そのものはおざなりで、内装やトイレに金をかけているのも変な話だ。

 どうも、新しい建築には馴染めない。廊下の蛍光灯もセンサーライトで、下を歩く時にだけ点灯する。ドアも過度に頑丈そうなものになり、一層監獄感を強める。過度に衛生的なものにはどうも馴染めないし、天井付きのエアコンが入った代わりに水道もガスも部屋から撤去されてしまい、不便この上ない。

 それでも、非常勤講師のように居場所が無く学内をうろうろしていた状態からようやく解放されたのはうれしい。

 旧唐研究室も使えるようになり、ここだけは工事業者ではなく唐ゼミ☆が自分たちで舞台を作り直している。今度は横向けの広い舞台にするそうだ。4階の学生演習室ももう少しすれば元通りになる。やっぱり大学は学生や教員が同じ場所に集まっている状態でないと面白くない。

 下は「鐵假面」京都公演のエンディング。もう一ヶ月経ってしまった。


Tekka

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